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トピアリーとは?
トピアリーってなあに?
 トピアリーの語源はラテン語の「TOPIA」(刈り込む)といわれています。古代ローマ時代、当時の庭師が、生け垣に主人と自分のイニシャルをこっそり刈り込んだのがトピアリーの始まりだといわれています。
 トピアリーとは樹木や低木を刈り込んで作成される造形物で、動物や立体的な幾何学模様などさまざまなかたちがあります。トピアリーの種類には、針金などの枠型に草花やアイビーなどのつる植物などを這わせて作成されたトピアリーや、ツゲやピラカンサなどに金網のフレームをかぶせて育てるメッシュ・トピアリー、フレームに水苔を詰め植物を這わせるスタッフドトピアリー、花壇苗を組み合わせて造る立体花壇や生花を用いたフラワートピアリーなどがあります。また、新しいトピアリーも次々に考案されています。
 植木のトピアリーは制作に時間がかかりますが、長期間維持展示が可能です。また、蔓性植物のトピアリーはデザインが自由で植物の変更・長期間の維持が可能で管理がしやすいといった特長がそれぞれあります。
 いくつもの花や緑を組み合わせ、その色合いや特性を生かしながらモザイク状・幾何学状に配置し、形を作りあげた作品をモザイカルチャーとよびます。
 モザイカルチャーはトピアリーとは制作方法が異なり、デザインに会わせてワイヤーフレームとメッシュで骨格を作り、そこに土を詰め込み、植物を植え込み作り上げます。この草本はプラグ苗で育て、根がついたまま植えむことによって生長します。生長に応じて美しさの表情を変えてゆきますから、適切な刈り込み技術を駆使しながらデザインされた美を持続させます。また二次元の絵画的表現も可能です。
 この芸術の形は古くは近世の庭園芸術の一環としてヨーロッパではじまり、ルネッサンスを契機とした庭園空間の三次元的表現の発達に伴って、フランスやイギリスでカーペットベディング(カーペット模様をあしらった花壇づくり)として定着しました。19世紀にはフランスのリヨンで色彩豊かな花を多用する公園景観の修景技術として正式に認知され、その後20世紀後半にカナダのケベック州を中心に公園などの広大な芝生の景観に色彩豊かな草本を立体的にアレンジし、魅力を添える技法として発展しました。さらに世紀末に金属フレームで作った原型の像の表層に根の着いた草本を植え込み、花や葉の色彩美を生かした大型の像で公園や広場などの都市景観を演出する装景技法として定着しました。  トピアリーに比べて色彩が豊富でより華やかな印象になりますが、植え替えが必要になるため比較的短期間の展示に向いているといえましょう。日本では2009年に「浜松モザイカルチャー世界博2009 浜名湖立体花博」が開催され、人気を集めました。
 篠園芸でのトピアリー制作は1989年、仙台における「第7回都市緑化フェア ‘89グリーンフェアせんだい」出展よりはじまりました。
馬のフレームに用土を詰め、蔓性植物を植え込みピンで誘引し馬全体を覆ったもので、たいへん好評でした。  翌1990年には大阪で開催された「EXPO’90国際花と緑の博覧会」にも多数制作を依頼され、大きなキリンの親子や馬などを出展し、結果、優秀賞を受賞いたしました。こちらはモザイカルチャーのさきがけです。その後も数多くの緑化フェアに出展し、たいへんご好評をいただいております。特に動物などはお子さまにたいへん喜ばれているようです。
 篠園芸では溶接してかたちづくったしっかりしたフレームを使用して制作いたします。とても大きなものから手のひらサイズの小さいものまで、動物や昆虫、イベントのマスコットなど、お好きな形のトピアリーをオリジナルで制作いたします。 時間をかけて丁寧にお作りいたしますので、きちんとメンテナンスされていけば10年以上楽しんでいただけるかと思います。
 蔓植物によるトピアリーは比較的短期間で作り上げることが可能です。また、花苗・蔓植物の生産もしておりますので、計画的に制作していくことが可能です。
お問い合わせ個人情報について東京トピアリー篠園芸
東京都中野区上鷺宮5-17-1
東京トピアリー篠園芸ではイベント・公共事業・企業向けの大きなトピアリーから個人様向けの小さなトピアリーまで心をこめて制作いたします。
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